キッズヨガと地球環境
トラムティーチャーのMIHOです。
地球環境。最近は良く耳にする事だと思いますが、私もコロナをきっかけに自分で調べたり本を読んだりするようになりました。
地球環境について調べ始めてまず思った事は、今の子ども達が私たちと同じ年代になる時には、もうこの地球上で今と同じようには過ごせなくなるかもしれない、ということでした。温暖化がこのまま進み続けると、暑すぎて昼間に会社に行ったり学校に行く事が難しくなり、夜型に出勤や登校をするようになるかもしれないと。
また美しい海は、プラゴミで溢れ、このままいくと30年後には魚の量よりゴミの量の方が多くなるという研究結果もあります。私も大好きな海で、息子は好きな人と過ごしたり家族と遊べなくなるのかなぁと考えたり。
今の異常な気候に順応できない植物や野菜達。野菜は品種改良が進み、農薬を沢山使わなければ育たない野菜ばかりになると、食の安全にも関わってきます。
ここには書ききれないたくさんの悲しい現実を知りました。
さて、知ったら何か行動するしかない。今の自分にできる事はなんだろうか?
まずはその状況を息子に伝えることにしてみました。するとさすが子供です。すんなりと受け止めて、疑問や考えを投げかけてきました。
毎日のようにプラスチックゴミや環境の話題になり
買い物に一緒に行くと「これはプラスティックなの?じゃあ買わない方がいいね!」
など口うるさくもなりました 笑
そこで感じたのは、子供は知るとすぐに行動に移しはじめるということ。子供同士でシェアしたり、それを見ているだけで子供から伝わってくることがたくさんあります。
そこで私はキッズヨガのクラスを、子供達が地球についても考えられる場所にしようと考えました。
なぜヨガと地球が?と思うかもしれませんが
大人も子供も、ヨガで学ぶ事はアーサナ(ポーズ)だけではありません。
太陽礼拝ひとつにしてもそうです。私たちはいつも太陽の恩恵を受けて生きているからこそ、感謝の意味とリスペクトの意味を込めて太陽へ礼拝します。キッズヨガのクラスの中でも、太陽はみんなの1番の友達!ありがとうの意味を込めてヨガをしよう!と伝えています。
私たちは1人で生きていないこと。
太陽があり、水があり、大地があること。
美しい地球があるから、こうやって人間も植物も動物も一緒に生きていること。
私たちも自然や地球の一部であること。
自分を大切にすることは、自然を大切にすることに繋がり、
自分に優しくすることは、周りのお友達に優しくすることに繋がること。
プラごみを捨てると何百年も地球上に残り、地球が苦しくなって悲しむ。
苦しんでいる地球に対して《自分にできる小さな行動》と、お友達が困ったり悲しんだりしている時に《手をそっと差し伸べる行動》は全く同じだと感じています。
面白いことに、子供達は不思議ともうそれを知っているようです。
とはいえ、私たち大人がそうだったように、大きくなるにつれて色んな大切な事を忘れていきます。だから、子供達が大人になった時に、もしくは大人になる過程の中で《ヨガ》がそんな大切なことを思い出せるツールになったら…という思いで子供達にもヨガを伝えています。
前へならえ!で自分を置き去りにして進んでいく学校や社会の中で、自分の気持ちに向き合う事を教えてくれるヨガが身近にある人生だったらどんなにいいだろうと。
正しさよりも優しさを教えてくれるヨガは、今の時代を生きる子供達にどんなに心の支えになるだろうと想像しながら。
キッズヨガのクラスでは、子供たちから多くのことを気付かされます。
(次のトラムボイスに続きます。)