キッズヨガでは「今から瞑想をやってみましょう」と言うと初めて参加する子も、大抵すんなりと受け入れて目を瞑って呼吸を数えるんです。

それまでアクティブに元気に動いていた子供達も、呼吸を数えて座ります。

瞑想を知らない大人が未知の世界に対して身構えることが多い中、その子供たちが座っている様子をみていると、子供達はもう瞑想を知っていて、今までもどこかでやっていたのでは？と思ってしまうほどです。

《全ては自分の中にあって、もう知っている。ただ忘れているだけ》というヨガの教え。

子供達の瞑想の時間を見ていて、私がいつもハッと思い出す事です。

キッズヨガのクラスでは、周りと比べず、誰とも戦いません。（クラスでもゲームになると勝ち負けがあり盛り上がるのですが！）

自分は自分のままでいいんだというヨガの教えは、現代の社会や学校ではなかなか教えてくれない事だと感じています。

ヨガを通して、自分を大切にすることを学べますように。周りのお友達に、いつでもそっと手を差し伸べる事ができる強い心と優しい気持ちを持つことが出来るように。お友達が嬉しい時に、自分のことのように一緒に喜べる心を持てるように。

母として、ヨガの講師としてそんな思いを胸に子供たちと向き合い、一緒にヨガをしています。

ちなみにトラムヨガスタジオの代名詞は《大人の幼稚園》です。笑

大人の幼稚園であるスタジオで、子供達も自由にヨガをする。

今の子供達が大人になっても、この幼稚園に通い続けてくれたらどんなに素敵だろうと、こっそりと遠い未来を楽しみにしています。

中廣美保（MIHO)